お疲れ様です。ネット担当のムラセです!
10/24(火)シュナ店にて、写真の取り方と写真加工の基礎をレクチャーさせていただきます。
カッコいい・お洒落な写真の取り方ではなく、まずはちゃんとした写真を撮ることを目標とします。
当日はあまり多く時間が取れないかと思いますので、事前に理解して頂きたい事をブログにまとめました!
基本おもしろくない内容です(笑)
徐々に眠くなってくると思いますが、なんとか最後までご覧いただけると幸いです。
ワタナベさん、どうか寝ないように!!!
写真撮影の重要性は?
私たちの日常業務の中でも大きな重要性を持つ『写真撮影』。
『写真撮影』が必要な理由は大きく2点!!
・店舗集客
・オンライン販売
この2点のために、毎日バタバタの中なんとか時間を作って『写真撮影』を行っております。
まずは『店舗集客』のため
私たちの店舗は集客のために『ブログ・マイビジネス・インスタグラム』を使用しています。
商品を実際にスタイリングして写真を撮影することで、
「この服欲しい!」
「こんなコーディネートしてみたい!」
と感じていただき、実際に店舗に来店していただく事を目的としています。
もう一つは『EC売り上げ』のため
もう一つの役割が『シュナルズ・ベンシュナ』などオンラインストア(EC)で売り上げを作るための商品写真です。
多くの他店舗さんが『店舗集客のための写真撮影』(インスタ写真)と『オンライン販売のための写真撮影』(商品画像)を分担して撮影しています。
しかし、私たちの店舗では、会社の規模やスタッフ人数により、この2つの写真撮影を同時に行う必要があります。
この両立がなかなか難しいんです!
理由はインスタ写真と商品写真では合格ポイントが違うからです。
オンライン用の商品写真は何が大切?
では、ここからは2つの写真の違いについて解説します。
インスタは統一感と雰囲気が大切
正直インスタ写真は商品のことがハッキリわからなくても、ある程度テーマが統一されており、写真の雰囲気がよければOKだと思います。
「カワイイ!」「おしゃれ!」「かっこいい!」
画像を見た瞬間、直感的にハートが揺さぶられれば、来店に繋がる可能性が高くなります。
あんまり詳しくする必要が無い。
それは店舗で実際に見て・触って・着ることが出来るから。次のステップがあるからです。
しかし、オンラインストアで購入して頂くとなると、それだけでは難しいのが現状です。
お気に入りから買うまでのハードルがかなり高い
オンラインストアでは、まずサムネイル画像(一枚目の画像)を見て、直感的に気に入った商品をクリックします。
当店の場合は、インスタ画像から直接シュナルズの商品ページにジャンプします。
サムネイル画像を見て魅力的だと感じ、商品ページを見たけど購入しないケースがほとんどです。
※ちなみにベンシュナは商品ページアクセスに対しての購入率0.58%と超絶数字悪いです
商品ページを見た結果、その商品への関心が薄れてしまったのですね。
当たり前ですが、「コレちょっといいかも、、」から「買うぞ!」まで心を動かすのはとってもハードルが高いんです。
写真がすべての原因ではないですが、ファッションの場合は20~30%は写真のクオリティーが結果を左右します。
実際にお客さまから多い質問は?
「コレちょっといいかも、、」→「やっぱり買うのはやめよう」
と、気持ちが冷めていく原因の一つは、、、
「なんだか商品の事がよく分からない、、、」
これ、非常に多いケースです。
よくわからない商品が売れるほど、今の日本は甘くない。
実際にオンラインのお客さまから頻繁に頂く問い合わせは以下の2点です。
・サイズ感
・色合い
「商品の写真が全部違うけど、どれが本当の色なの??」
わりとよく言われます(笑)
サイズ感に関しては、オンラインストアの特性上しょうがない事かと思います。
だけど、『色合い』は写真の撮り方と加工で何とかなります!!
不信感のあるサイトになっています
皆さんがいつも見ているオンラインサイトがいくつかありますよね?
ゾゾ・ザラ・ユニクロなど、いっぱいありますが、
ボケている写真ってありますか??
ほとんど無いですよね(笑)
シュナルズの商品写真を見てみると、ボケている写真が多いのをご存知でしょうか。
『シュナルズ・ベンシュナ』はゾゾ・アマゾンや各ブランドの公式サイトと比べると、掛けているコストのレベルが全然違います。
正直、私たちが劣っていて当然です。
しかし、お客さまにとっては何も違いがなく、ゾゾ・アマゾンとまったく同じ土俵で勝負しています。
写真の色合いにバラ付きがある、、、
ボケてて何かわからない、、、
これでは、商品が売れる確率が下がるだけではなく、その他の商品、またはサイト全体に不信感が出てしまいます。
皆さんには商品が売れる可能性を上げるために、お客さまから信頼頂ける画像作りを行って頂きたいと考えています。
実践編に入ります♪
さて、ここまでは日常業務における『撮影・加工』の重要性をくどくどと説明させて頂きました。
ワタナベさん!!
眠くなっていませんか( ;∀;)
寝ないでください!!最後まで読んでください
10/24(火)のレクチャーでは、『ボケない写真の取り方』と『色調節のやり方』など基本的な事をお伝えします。
カッコいい写真の取り方やお洒落な写真の取り方は少しずつ個人の感覚で身に付けていってくださいね!
ボケにくい写真の取り方
しっかりとした写真を撮るには、まずボケやすい状況・アイテムを知りましょう♪
たぶんこの服はボケやすいから、「いつもより集中して写真撮らなきゃ!」っていう危険予知が出来るようになりましょう!
ボケやすい状況
写真は天気によって大きく出来栄えが左右されます。
難しい天気や状況は、
強い光が当たる晴天、夕日、日陰、逆光、夜(わりとほとんどですw)
この状況はオシャレな写真が撮りやすい反面で、正確な写真を撮ることが非常に難しい!
逆にボケずに簡単に撮影できるタイミングは日中の曇りだけ。
日中の曇りは商品写真が一番キレイに撮れるタイミングです。
ボケやすい・白飛びしやすい服
黒、白、アースカラー、凹凸感のない素材は非常に撮影が難しいです!
それはカメラ自体がどこに焦点を定めたらいいのか判断しにくいからです。
逆光で黒アイテムの撮影とか、誰がどう頑張っても難しいです。
色違いの置き撮りやハンガー掛け画像も、信用感が失われる原因です。
まずはシャッター音を意識!
ボケた写真になってしまう時はシャッター音でわかります。
シャッター音が「かっっしゃん」と長くなっているときは間違いなくボケています。
「カシャッ! カシャッ! カシャッ!」とキレのある音がする場合はOKです!
キレのあるシャッター音を出すためには赤枠の数値を左に動かしましょう!
ほとんどの場合、この操作のみでボケない写真が撮影できます。
それでもボケる場合はタッチパネルで撮影する
実際に撮影した写真をカメラのスライドショーでチェックしてみて、何度やってもボケた写真しか取れない場合はタッチパネルで撮影しましょう。
タッチパネルはスマホ撮影と同じように、ピントを合わせる場所を指タッチで指定できます。
指タッチと同時に撮影する設定にすれば、ボケる確率がかなり下がります。
僕自身はディテール写真をほぼタッチパネルで撮影しています。
このテクニックを駆使して、ボケていない写真を撮影しましょう。
写真撮影が終了したら次は画像の加工です。
画像加工で写真を仕上げる
画像加工は写真そのものを引き立たせるために行います。
料理で言うと盛り付けや塩コショウの感覚で、ちょっと不味い料理でもごまかす事が出来ます(笑)
個人的には画像加工では、その商品をどのように魅せたいかによって変更しています。
ターゲット層(購入者)が好きそうな雰囲気に替えています。
男らしい無骨な服は少し暗めの色合いにしてシャープでクッキリ感を出します。
フォルトゥナやジョンブルはやや中性的なニュアンスにしたいので少し明るくしてぼんやりさせる。
・トロア、トラッゾは少し彩度を上げてふんわり可愛い色合いにする
・ミューニック、マルシャルなどメンズライクな服は少し彩度を抑える
購入すると予想されるターゲット層をイメージすると、どんな写真に仕上げていくかが変わってきます。
このあたりの感覚を磨き、自分自身で「イイ感じ♪」と思える画像が作れることが理想です。
ただ、撮影写真自体がボケていない、色合いが正しくないと、この仕上げが出来なくなってしまいます。
良い例=色彩がキレイな画像
悪い例=色調節が悪い画像
個人的にはワタナベさん画像には彩度が欲しい
ワタナベさんの年齢、雰囲気を考慮すると、コズエさんの様にカッコよく着こなすにはまだ年齢が若い。
それよりも柔らかさや女性らしさを出した方が魅力的な写真になると思います。
現状はブルー系が強い写真が多く、ワタナベさんの可愛らしさを消してしまっている気がします。
明るさと黄色みを足しました。
見る人の好みにはなりますが、万人受けするのは下の写真だと思います。
シャープをかけるというよりは、少しだけ写真をふわっとさせる。そして赤・黄・緑の彩度を上げるのが理想かと思います。
接客や業務の兼ね合い上無理があるのは理解していますが、比較的明るい時間帯での撮影の方が適しているような気がします。
美味しそうに見える写真=魅力的な写真
個人的な考えですが、レディースファッションと料理の写真は近い感覚だと思います。
右が日陰で撮影した写真です。
ブルー系に見える料理写真を見て、人は食欲がわきにくいです。
この感覚はファッションでも同じような原理かと思います。
日陰や夕方の撮影写真は少しブルー系を消しましょう
時間の都合上、日陰や夕方に撮影する事が多いかと思います。
彩度調節の『ブルー系』の色合いを抜く事で、少し柔らかい印象になります。
これだけでもかなり印象が変わります。
最後にNGシーンを少し
なんとなくあまり撮影で使わない方がいい場所、簡単にいい写真がとれそうな場所をピックアップしました。
撮影・加工が難しい場所
こちらは場所はいいのですが、恐らく難易度が高い場所です。
暗い雰囲気で男性を撮影するのは適しているかもしれませんが、女性の写真は適していない可能性が高いです。
撮影しやすそうな場所
この他に斜めにペイントされている、どこかの施設の壁はすっきりしていて取りやすそうです。
もう一箇所、どこか緑が綺麗な場所があるといいと思います。
基本、撮影場所が4~5か所あれば十分。
プラスで雨の日専用で店舗入り口の軒先かなと思います。
長くなりました、以上です
以上がレクチャー前にあらかじめ前置きでご理解していただきたいことでした。
写真のクオリティーが上がれば、間違いなしインスタフォロワー数の増加、店舗売上の増加に繋がります。
僕たちの仕事=アパレルは、第一印象の画像が大きな役割を果たします。
店舗スタッフで一番大切なことは、接客であることは間違いありませんが、『写真撮影・画像加工』のスキルも磨いていきましょう♪
それでは、10/24(火)のレクチャーでは、こちらのブログ後半でご説明した『写真撮影・画像加工』を実践してみようと考えています。
当日のスケジュール
1、その日の天気、服に応じたカメラの設定の仕方
2、ディテール写真(アップ写真)の取り方
3、画像カット
4、色合い調節
撮影内容はメンズ・レディース共に2コーデずつ、ダウン系など金額が高い商品をメインに考えています。
よろしくお願いします♪
村瀬